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バカな所と下手な所は絶対負けないモデラー侮ログ


by tyouzatu_koujitan
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とある パンツァーグラフの超本気レビュー


  またまた横着して、【セブン アンド ワイ 】に注文したんだが、毎度ながら送料無しは嬉しいです。
ぜひ、尼損も見習って欲しいモンです。勿論全体では、尼損が上でしょう。ですが雑誌では負けています。

と、本文に入る前に、こちらをどうぞ。 「Only My Rail Gun 」です。PVは怖いのでジンガイ向け歌詞でw



でも、本家・PVには途中で、マギー四郎が出てきて笑える。でもこの動画・テロの犯行声明みたいだなw

さて、新生パングラのコンセプトである・センスアップモデリングとは志は高いが、全ての人を救える言葉
とは思えない。センスの無い人は、どこまでいってもセンスが無いからだ。(それ言っちゃオシマイだろw
しかし、モデリングのヒント・マンネリの打開として見るなら、十分・有用なので、そのコンセを否定は
しません。でもそこに至る為には、今まで通りのハウツーだけ発表していては、到底無理なんだけどね。

で、巻頭に持ってきた「フルインテリアのⅡ号戦車」やっぱ、製作者は金子タンではなく、陶山タンでしたね。
私は、こんな事すんのは、(依頼されんのは)陶山タンだろうなぁ…と思っていましたので。凄いですね。
決定的寸法の無い所での、【逆算スクラッチ】お見事だと思います。多少の辻褄合わせすら、工作の
一部にしてしまう、クオの高さは、流石にライターさんだと感心致します。パングラらしい記事・工作でした。

ここで、私との比較に(個人的に)なってしまうのですが、そりゃぁ、予告時点でこっちの餅部が
ダダ下がりする程の出来なんで、比べようもございません。先にスクられた時のショックは、
スクられた人にだけ分かる【痛み】でしょう。私だって途中で出し物が被る恐怖だけは避けたい・と
日々思っていますから。それだけ、スク・改造は、スピードやインパクトが大切なんですよ。


それと斉木タンの「2号でT-34を撃破した」逸話は、それだけで餅部を一気に引き上げてくれるでしょう。
そういう事が出来るのが、パングラで、出来ないのが(やらないのが)AMとは言い過ぎでしょうか?

それと、その後の動向が気になっていた【頭文字D】さんの記事が何故か
コラムってて笑えた。アーマーは、もはや無関係を装うのかw けど、何故・パングラ?ライターとして
再起用の布石なのか? 元々、頭文字Dさんは、モデルアートの持ち込みからライター生活を
スタートしてるんで、それもアリなのかも。今後は、書籍やDVD販売もするそうですよ。楽しみ。


つか、頭文字Dさんも、タスカ・Ⅱ号を、C改修型に改造してて笑えた。どこまで被るんだw

で、次は島脇氏のドラ・ラングの製作記事。昔からクオの下がる事の無い【MAスタンダード】な仕上がり。
M24を絡めた情景で、戦場写真をモチに自身のオリジナル展開という形をとっていますね。
変に時代に流されない・迎合しないそのモデスタイルは逆に【潔い】かも。ただ今の流れこそが全て!
という人にとっては、古い・と思われるかも。でも、私は一つの【作風】として成り立っているので肯定派です。

で、その【今風】作例テクをふんだんに使っているのが、次のドラ・2cmAA+T-34×部落インテ。
それなら、素直に部落にドラ対空砲でも良くね?というのは邪知かも。それはスポンサー的な事も
指示のうちなのでしょう。ですが、そんな事より、偏執狂的なまでに描きこまれたチップや傷・サビは
見事の一言。もの凄い【集中力】のなせる技なのでしょう。パングラらしい製作カット割りも良いです。

次はタミのJSU152を用いての過去作品への【オマ】というか模写作品です。過去の金子タンの作品を
今の模型で再・再現という高いハードルを難なくクリヤされているのは流石だと思います。
中々、一見して「真似じゃん」と言われかねない過去の作品に挑戦するのは、プレも大きかったと思います。
それを、いかにも簡単に乗り越えたと感じさせる努力と技術は確かな物だと感じさせられました。

その次の35シトロエンの情景ですが、これは、見せ方と方向性に多少の食い違いが見えてしまった
と言ったら言い過ぎでしょうか。兵士が後方に撃っているという見せ方と、情景の説明にズレがあるかも。
弾痕・割れたガラスが、今回の肝だと思うのですが、それなら後部に弾痕がもっとあった方がいいと・も。
フロントにも喰らっていますが、それだと、普通に【死んでる】命中位置なので、【反撃】とは合わないかも。

で、カンプコラム、各記事、漫画があって次のタミ・キューベルの作例となります。

そのスネスト氏の作例ですが、既存フィギュの追加工作からファレフォ塗りのレク・ベースの製作法まで
解説されていて、ビネ派とか、サンモデ派には非常に良い手引きとなると思います。車両にかんしても
砂漠での砂窶れ等も再現されていて、中古車両の雰囲気が良く出ていると思います。ただスペアTが
なんで、まんま新品?(細かいトコですが) キットの中身だけで・ここまでとは流石だと思いますよ。

んで、次が飛行機・タミ32スピットなんですが、製作者が長谷川タンで一瞬・何?って思うw

その次が、最近の金子タンイチ押しの小西タンの大型情景ですが、出来に文句を付けるつもりは
毛頭ありません。大作だと思います。ですが、それについて後から、流れだの方向だのと解説が
私にはちと煩いのです。この作品は、誌面の完成状態では無く、以前のプランがあって、それを
【手直し】されて掲載された臭いからです。誌面ではビフォ・アフで民家の大きさが違っている。

これが、編集長の【指示】ならば、本来・作者自身の作品に手が加えられた事になります。
それを持ち込み時点で、ダメ出しとは言わないまでも、レイアウトに変更があったとすれば、
誌のコンセプトであるセンスアップとは若干違うとも思うのです。作者が直したのと、言われて直すのでは
正直意味が違ってきますし、その修正を含めてのセンスアップなら納得もいくのですが…

模型の見せ方と、実戦場では違うのは承知の上ですが、矢印だけが模型の目指す方向では無いのでは。

あと忘れてましたが、ヒートペン解説・特撮テク・助手タンのページ・司龍タンの新製品レポ等記事もあります。
ところで、今回のパングラには、次回発売【予告】が無い! これが休刊の噂の真相なの?って感じ。
「こうた・やめた音頭」ならぬ、「出した・止めた音頭」w は悲し過ぎる。製作から塗装までステバイ的に
【魅せる】雑誌の少ない中で、年4回でも・出版不況の波は激しく襲い掛かるのか・という感想を持ちます。

以上・非常に【私感】溢れる・オマエには言われたくね~よ!的レポですが、私の評価は買って良かった
です。これだけは間違いないです。模型も作り手に参考となる誌面作りが好きなのです。
【脳内】ならアーマーで十分でしょうが、【作る人】には、参考に、そして力になってくれる模型誌だと思う。
今、このスタイルでは、マスタモぐらいしか模型誌は残ってないしね。【見せる】本は貴重なのです。

それでは、タスカ2号はどうなるんでしょう?www と、思いつつ…w。

とある パンツァーグラフの超本気レビュー_e0162050_5262975.jpg


それでも、やっぱ【作例】は参考になる。もうあらかた部品を接着しているので、またも【現物合わせ】www.
by tyouzatu_koujitan | 2010-01-24 00:28